コロナワクチン接種、65歳未満も打てる人打ちたい人はとにかく早くと煽る理由。

自治体によってまちまちですが、いよいよ65歳未満のかたのワクチン接種が本格化します。 www3.nhk.or.jp 64歳以下 ワクチン接種 14区で6月末までに開始見通し 東京23区 | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース65歳以上の方々の接種を行っています…

腹が立ったときに見習いたいのは山崎豊子とスウィフト。

腹が立った時に見習いたい人が2人いる。山崎豊子氏とスウィフトだ。 都市伝説の類いかもしれないが、医療小説『白い巨塔』が書かれたきっかけをご存知だろうか。一説には、これは山崎豊子氏の体験をもとに書かれたという。 山崎豊子氏がある時大学病院を受診…

渋沢栄一氏の新紙幣に思う。

新紙幣が渋沢栄一になる意味を考えている。集団意識というか国家意志というかそんな漠然としたもの。 経済大国から凋落しつつある今、再び「国の富」を作り出せ、ということか。 渋沢氏のような人を人為的に育てることが出来るかはわからない。 だが渋沢氏の…

コロナワクチンが余ったから破棄、なんてバカげたことが起こる理由。

「アメリカの医療制度が、コミュニタリアニズムとリバタリアニズムに基づいていることはわかりました。では、日本の医療制度はどんな理念に基づいているのでしょうか?」 ぼくがそう聞くと、間髪入れずにTさんが答えた。 「それはね、エガリタアニズムですよ…

歳なりに歳をとる(7)タンデム、あるいは旅は続く。

バトリス・ルコントの映画『タンデム』が、ずっと頭の中で流れている。老年期のラジオスター、モルテスが、おとものリヴドとともにおんぼろフォードでフランスの片田舎を行く。どこまでも、いつまでも。走り去ったあとには、何も無い。現代のドン・キホーテ…

歳なりに歳をとる(5)ワン・ファイン・メス

人生を4つの期に分け、生きていく術を学ぶ「学生期(がくしょうき)」、仕事や家のことを一生懸命やる「家住期(かじゅうき)」、浮世の義務から逃れて生を楽しむ「林住期(りんじゅうき)」、旅立つ準備をする「遊行期(ゆぎょうき)」とする。 「林住期」…

私家版『こんな仕事があったのか!』

先日、『POPEYE特別編集 こんな仕事があったのか。』(マガジンハウス)をパラパラと読んでいて驚いた。出張おにぎり屋さんという仕事があるのか。炊き立て・特別なお米と具材を持ってイベントとかに呼ばれていって、こまやかな気遣いと握り具合でおにぎりを…

歳なりに歳をとる(4)ル=グウィンと9泊10日の旅

<あなたが生まれた時、あなたは泣いていて、まわりのみんなは笑っていた。 だから、あなたが死ぬ時に、あなたは笑っていて、まわりのみんなは泣いているような人生を送りなさい。>(セルビアのことわざ) 「歳なりに歳をとる」ということを考えている。 イ…

歳なりに歳をとる(3)理想のおじさんは46歳から。

徒然なるままに「理想のおじさん」について考えている。 浪人生のころ、電車からいつも眺める風景があった。 平日の昼間、都心の駅のすぐ目の前で、釣り人たちが釣り糸を垂らしている。 まわりのオフィスを忙しげに人々が行き交う。 釣り人たちは動かない。 …

歳なりに歳をとる(2)ナナメの関係性とセイントおじさん。

「歳なりに歳を取る」話。 良い地域には、ナナメの関係性があるという。 親子や上司部下の関係性をタテ、同年代の友人や同僚との関係性をヨコとすると、子どもが学校に行くときに近所のおっちゃんが「ヨッ!元気か」と声をかけて見守るようなものをナナメの…

語られぬものにこそ。

コロナで苦しんでる患者さんの話や、コロナのせいで救急車の搬送先が何時間も何時間も見つからず本来だったら助かったはずなのに助からずに亡くなったり重度の後遺症を負ってしまった患者さんの話は、医療関係者ならいくつも胸にしまってある。 多くの医療関…

歳なりに歳をとる(1)<若い時に若かった人は仕合せである。>と『パリのすてきなおじさん』

〈若い時に若かった人は仕合せである。よい時期に成熟した人は仕合せである。人生の冷たさを年とともにだんだん我慢することのできた人、風変わりな夢に打ち込まなかった人、社交界の衆愚を避けずに暮らせた人、また二十歳では、伊達者よ、おっちょこちょい…

「武器」や「道具」として言葉を使うということと他言語経験(2)

言葉を「武器」や「道具」だと認識して緻密に扱うということを論じている。 母国語の中だけで生きていると言葉は自分の肉体のように当たり前に存在するように感じられるのではないか。だから母国語世界のみに生きていると、言葉意識して学ぶとか、あるいは使…

週刊現代記事『ワクチンをまだ打たないほうがいい』に心底憤る。

今発売中の週刊現代の「ワクチンまだ打たないほうがよい。下手したら死ぬ」という記事を読んだ。はっきり言って、非常にタチの悪いものだった。 まだ未知のワクチンだから様子見ろ(打つなとは言ってない)という論調だが、現在世界中で計8億9288万回ワクチ…

「武器」や「道具」として言葉を使うということと他言語経験(1)

言葉を過不足なく使うことに関心がある。 以前に友人と新橋の地下のお店で鴨すき鍋をつついていた時の思いつきに向かって話は進んでゆく。 発端は、なぜ現代の日本の政治家には名スピーチの名手がいないのか、という疑問であった(異論があるとは思う)。 現…

教養とは、金をかけずとも人生を楽しみ、波風立てずに世を渡る術である、という話。

「ぼくは昔からこのウイスキー一筋って決めてるんだよ。値段が下がらない酒、いくら値切れどマッカランさ」 通っていたジャズバーの忘年会で、常連の人が言った。 いつか使うべき大人の教養として、15年ほどこの言葉は温めている。 教養とは、お金を使わずに…

言葉と小銭とマグカップ。

誰かの言葉が頭にこびりついて強迫観念のように日々につきまとい、行動を支配して人格と人生を形づくる。そんなことがある。 言ったほう書いたほうは忘れてしまっても、聞いたほう読んだほうにはしっかり影響する。だから言葉を発することは恐ろしい。 言葉…

田中角栄のもとにはなぜ多くの政治家が集ったかー「カバン持ち」と知恵・情報。

今になってやっておけばよかったと後悔しているものの一つに「カバン持ち」がある。 この人に教えを乞いたいと思う人に頼み込んで、文字通りカバンを持たせてもらう。朝も昼も夜もその人にくっついて行って、カバンを持ちドアを開け許されれば会合や会食のと…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐかfinal.

老害の話final. 団塊ジュニアの一員として、これから自分が老害化しないための道を探ってきた。その中であえて書かなかったことがある。 「老害化しないために、常に価値観や意識をアップデートする」みたいありがちな文言だ。 もちろん理由があって、価値観…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その7)~坂本竜馬は剣の達人だった、という話。

老害にならないためには、という話。 老害化を予防するために、年長者が若者に対しできることしたほうがよいことは3つある。 ①邪魔をしない ②助ける ③覚悟する だ。 ②の助けるについて論じているが、〈助ける〉というのは一部、〈与える〉と言い換えられるか…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その6)~老害にならない助け方

老害にはなりたくねえよなあ、人間だもの。と思っていろいろ書いている。 老害化を防ぐ方法として、若者世代に対し ①邪魔をしない ②助ける ③覚悟する を挙げた。 この中で、②の助けるにも3つのポイントと3つの方法がある。 ポイントは ②-1. 早く助ける ②-2. …

ミレニアル世代、Z世代にとって現代日本社会は『進撃の巨人』だ仮説2。

さて、『進撃の巨人』と『鬼滅の刃』の共通点および昔のヒット漫画との違いは、準主役級の人が容赦なく死ぬ、ということではないか。 主人公のまわりの重要人物が、バンバン死ぬ。突然に、理不尽に、為す術なく死ぬ。 昔の漫画(主語が大きい)では、準主役…

ミレニアル世代、Z世代にとって現代日本社会は『進撃の巨人』だ仮説。

先日、先輩のYさんとミレニアル世代の話をしたので忘れないうちに覚え書き。あやふやな印象論にとどまることを明記しておく。 2000年代に成人した、1980年代生まれの世代をミレニアル世代という。 その下の、1990年代後半生まれをZ世代と呼び、それぞれの特…

「後医は名医」を破るとき。

医者の世界では昔から「後医は名医」と言う。 後医、あとから診る医者は、病気の経過も分かっているし、前の医者が行った治療の効果がどうだったかなどの情報も多いので、前に診た医者の見立てや治療を軽々しく批難しないほうがよいという戒めだ。これは医者…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その5)~T教授と林住期。

〈人生に必要なものは、じつは驚くほど少ない。 一人の友と、 一冊の本と、 一つの思い出があれば、それでいい。 と、言った人がいた。友は性別を問わない。配偶者のこともあれば、遠方の友でもいい。私の場合なら、一匹のイヌをつけ加えたいところだ。〉(…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その4)~ヨーロッパ人の老害化対策についての妄想。

「EUはね、僕らにとって“フロンティア”なんだ」 ロンドンの安宿で彼は言った。 1993年の2月のこと。 前年に欧州連合条約が調印され、欧州連合が発足して、何か新しいことが始まっていた。 安宿で相部屋だった彼はフランス人で、ロンドンの金融機関にインター…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その3)~言語世界の軛から自由になる

ある人が国家主席にたずねた。「何億人もの人たちを束ね、権力を勝ち取る秘訣はなんでしょうか」国家主席はニヤリと笑って答えた。「長生きすることさ。誰よりもね。そうすれば、ライバルは勝手に死んでゆく」 年功序列、日本的な「先輩-後輩システム」とい…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その2)~べき論ではない。美意識である。

べき論ではない。美意識である。 老害の話。 日本最大・最後の人口ボリュームゾーンである団塊ジュニア世代が老害化しつつある。大勢は変わらないだろうが、せめて個人としては老害化に抗いたい。 〈私たちの世界は、昔に比べれば優しく、より寛容で公正で、…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか~ローガイ、ダメ、ゼッタイ!

老害にはなりなくない。なるならせめて、raw guyが良い。 raw guyに大した意味はないが、先日、地元の中学生に「夢と仕事」みたいな話をするお仕事をいただいて、そんなことを思った。 不特定多数の、しかも33歳年下の人たちに何を話せばいいのだろうっての…

◯◯という食べ物でコロナがおさえられるかも、と××大学が研究を発表」というニュースを見ると悲しくなる

誰かをdisりたいわけではないのだが、「◯◯という食べ物でコロナがおさえられるかも、と××大学が研究を発表」というニュースを見ると悲しくなる。 英米は物量とスピード感でワクチンを開発してバンバン打って感染を減らしている。 日本はいつまで「おばあちゃ…