中條医院では新型コロナ感染は発生していません~風評被害の話。

中條医院に風評被害が発生しました。

「院長がコロナになったらしい」などと事実無根のデマを地域で吹聴している人がいるので、信用毀損罪として地元の船橋東署に相談しています。現在、調査していただいているところです。

事実無根のデマは社会の治安を乱し、模倣犯を生むため、調査して厳罰に処してもらうよう、船橋東署のかたにお願いしています。

 また、弁護士にも相談し、法的措置の準備中です。

 

中條医院では新型コロナ感染は発生していません。
手洗いや換気、アルコール消毒など、コロナ感染対策を積極的に行っています。

 

ウイルス対策だけでも大変なのに、地元で事実無根のデマや風評を立てられてそのの対応までしなければならないとは…。

 

「緊急事態宣言」はコロナウイルスを瞬殺できる必殺技でもなんでもない

「緊急事態宣言」はコロナウイルスを瞬殺できる必殺技でもなんでもない。
宣言が出た瞬間に感染者が激減するわけでもなく、宣言が出てから1〜2週間くらいでやっと成果が出始める。宣言出た瞬間に感染者が激減したらどんなによいか。


緊急事態宣言が出ても出なくても、個人がやるべきことは変わらず、こまめな手洗い、人混みを避け、適度な距離を取る。

みんなでがんばりましょう。

まずは本業をがんばる、ということ。

「まずは、本業をがんばる、やね」
Tさんが言った。
Tさんは外科医で、掛け値なしに日本のトップクラスの一人だ。
ぼくも運営に関わっているとある法人の創始者で、法人の活動方針を話しあっていたときのことだった。


本業のかたわら何か新しい活動を始めると、誰しもそれに夢中になってしまう。
新しい活動というのは意義や興味や関心があって始めるわけなので、夢中になるのは当然とも言えよう。
夢中になるのはよいのだが、往々にしてもともとやっていた本業が疎かになる。
経営者が団体活動で日本中を駆けずり回って活動してるうちに交際費ばかりが増えて本業が傾くとか、専門家がブログやSNSで四六時中情報発信しているうちにだんだんと「いいね!」欲しさにおかしな発言が増えていくとか、あるいはサラリーマンでも株式取引に夢中になりすぎて仕事が手につかないとか、落とし穴は至るところにある。
今だとパンデミックやインフォデミックに振り回されて過剰に不安になり(不安になっても当然な状況ですが)、しょっちゅうスマホで検索しまくってしまうとか。

 


いろんなことにかかわったほうが人生楽しいし、情報発信も情報検索もバンバンやったらよいだろう。
だが、なにが自分の「本業」かはしっかり見定めて、「まずは本業を頑張る」ことで自分の軸も定まる。
自分の軸が定まれば周囲の信頼も増すし、かえって本業以外の活動にもプラスの効果が出るはずである。


コロナの脅威は高まるばかりだが、こんなときだからこそ浮き足立たないほうがよい。
コロナの情報収集は適宜して対策も打ちながら、自分の「本業」をそれぞれの現場、それぞれの「プール」で頑張ることが、社会を健やかに回していくことにつながるのだ。
今日もまた、それぞれの現場でそれぞれの本業を頑張りましょう。

 

3分診療時代の長生きできる 受診のコツ45

3分診療時代の長生きできる 受診のコツ45

  • 作者:高橋 宏和
  • 発売日: 2016/02/20
  • メディア: Kindle版
 

 

プールサイダーとのつきあいかた。

自分では泳がないのにプールサイドからああだこうだとアドバイスを飛ばす人を山本七平は「プールサイダー」と呼んだ。
浮世を泳げば、前後左右上下にななめ上のあちこちから玉石混交さまざまなアドバイスが飛んでくる。
プールのなかのわれわれは、果たしてそういったアドバイスとどうつきあったらよいだろうか。


まず前提として、そうしたアドバイスの中には素晴らしいもの、とてつもなく有用なものがたくさんある。
世界中から集めた知恵の総和は、専門家のアイディアを軽く上回ることが少なくない(ジェームズ・スロウィッキー『群衆の智慧』角川EPUB選書など)。
ただ同時に、寄せられる無数の考えの中には、おそらくそれ以上にあまり役に立たないものも含まれてしまう。
だからすべてを均等に取り入れても、なにもよいことはない。
「みんなの意見を平等に取り入れて話を進める」というスタイルがうまくいかないのはご存知の通りだ。


頑なに自分の考えに固執してもダメ、平等にみんなの意見を聞いてもダメなら、どうすればよいか。
最もシンプルな解答は、松下幸之助氏のいう、「衆知を集める」と「主座を保つ」というフレーズだろう。


多くの人の智慧=衆知を幅広く貪欲に集める。しかし最後に判断し行動し責任を取るのは自分であると腹をくくり、だからこそ集めた衆知の何を活かし何を棄却するかを決めるイニシアティブは絶対に手放さない。
「衆知を集める」だけでもダメ、「主座を保つ」だけでもダメなのだ。

 

主語を大きくすると、日本では「衆知を集める」の重要性はよく知られているが、「主座を保つ」は意識されにくい。
「主座を保つ」とは頑なに自分の考えに固執することではない。ときには妥協しときには駆け引きもするが、自分の大事なものを明確にしておくということかもしれない。
白州次郎氏は、それを「プリンシプル」と呼んだ。

 

〈日本語でいう「筋を通す」というのは、ややこのプリンシプル基準に似ているらしいが、筋を通したとかいってやんや喝采しているのは馬鹿げているとしか考えられない。(略)何でもかんでも一つのことを固執しろというのではない。妥協もいいだろうし、また必要なことも往々ある。しかしプリンシプルのない妥協は妥協ではなくて、一時しのぎのごまかしに過ぎないのだと考える。〉(『プリンシプルのない日本』)

 

プールの中で泳ぐことを選んだのなら、プールサイドからいろいろ言われるだろう。
いただくアドバイスをありがたく受け止め、ただ己のプリンシプルを意識し取捨選択して、それから必死で泳ぎ続けるしかないのだろう。

というわけで、今日もこれから泳ぎましょうか。

 

3分診療時代の長生きできる 受診のコツ45

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とりとめもないひとりごとなど。

ひとり身で仕事上の責任も無ければ1か月くらい家に閉じこもってYoutubeみたり『ロッキー』や『スターウォーズ』なんかをアマゾンプライムでみてじっとしていたいけど、家族もいるし仕事上の責任もあるし、しかたないからマスクして満員電車をできるだけ避けながら職場にいって、手洗いと換気しながら今日も働くしかないかーというぼくやあなたやみんなみたいな人が、社会を回しているんだよなあ。
                    

                                 みつを(嘘)

新型コロナ流行により、じわじわくるタイプの医療崩壊は始まっているということ。

社会不安をあおることはあんまり言いたくないけど、「医療崩壊」ってドカンと突然くるパターンじゃなくて、じわじわとくるパターンもあるんです。

今、どこの病院も予定手術は延期、予定検査も延期、できるだけ受診しないでって言っているということは、後者のじわじわとくる医療崩壊はもう始まっているということ。
普段なら実行できる診療行為ができず、普段なら期待できる結果が出せないんですから。いち医療者として、泣きたい気分です。

以下twitterからコピペ。

・あまん@buddhobhagavan Mar 31
「Covid-19重症例増加に対応するために急性期病棟のベッドを回す」

これについて非医療者にも分かりやすい一例を挙げると

「あなたの親、配偶者や恋人、友人にガンが見つかって来週手術の予定だったが

【コロナ患者救命のために手術を2-3ヶ月延期します】

と宣告される事案が増える」

ということ

医者ができることとできないこと。

「タカハシさんぼくね、花屋とかいいなって思うんすよ」
呼吸器内科のY君が言った。
今からずいぶん前、新型のウイルスが出現して世界の有り様を完全に変えてしまう前のことだ。

 

「ぼくら医者の仕事って、マイナスをいかにゼロに戻せるかって話じゃないすか。ゼロからプラスに持ってく仕事ではないですよね。
普通の状態をゼロとして、なにか病気になってどかんと大きなマイナスになる。医学や医者の力って、病気という大マイナスをどうにかして治療して小マイナスに持っていけるかもしれないけど、間違っても病気になる前より健康でハッピーみたいな、ゼロからプラスにする力はないと思うんすよね。
だから普通の生活から、それよりハッピーな状態に持っていける花屋とかいいなって最近よく思うんすよね」

 

おそらくほぼ全ての病気は、どんなに医学や医者があがいても、病気になる前より健康でハッピーになることはない。
がんもそうだし心筋梗塞や脳梗塞だって治療法はものすごく進歩したけれど、再発もあるし後遺症もあるし、とにかく病気になる前より元気になることはないと言っていいんじゃなかろうか。

 

医者が「命は助かる」と言う場合、意味してるのは、「なんとかして心臓が動いている状態はキープできるかもしれませんよ」ということだ。
医者が「治る」と言う場合、意味してるのは、「なんとかして病気を体の中から取り除くことはできるかもしれません。病気になる前と同じような生活はできないかもしれませんが」ということだ。

 

だから何万回でも言うけれど、病気にならないに越したことはない。

 

こまめに手洗いをして、人混みを避け、睡眠時間をたっぷり取って体力を温存してください。
人との距離は適切にとって、喫煙してるかたはどうかこの機会に禁煙を。
心身に平安を、日常に感謝を。
大げさに言うけど、人類は必ず新型コロナを乗り越える術を見つけると信じています。ワクチンか新薬かはわからないけれど。
1日がんばれば、1日希望に近づきます。
みなでコロナ禍を乗り越えて、そのときはみなで一緒に祝杯をあげましょう。