ピンクのクラウン・タクシー、乗るか否か。

朝からエラいものを見た。ショッキング・ピンクのタクシーである。以前にニュースになった、どピンクのクラウンのタクシー版だ。あんな色のタクシーは初めて見た。 それで考えたのは、このタクシーに乗るべきか否かであった。全然乗る必要のないタイミングだ…

統一地方選、戦後最低の投票率ーもしインターネット投票が導入されたらなにが起こるか。

先日の統一地方選の投票率は残念ながら戦後最低だったという。新聞によれば、市議選の平均は45.57%とのことで、半数以上の人が選挙に行かなかったことになる。 投票率が低いとエキセントリック過ぎる人が組織票で当選してしまったりするのでやはりある…

スマホアプリ「Coke on」に思う。

人の世でモノゴトを継続的に動かしていくには「義」「情」「理」「利」が必要である。順番や割合はさまざまだが、「義」がないところに多くの人は集まらないし、「情」が動けばモノゴトは継続する。「理」があればあんまりブレずに済むし、「利」があるから…

日本内科学会雑誌に「外国人患者増加時代の試み〜「町のクリニック」におけるポケトーク導入の経験〜」という記事を執筆しました

日本内科学会雑誌4月号に「外国人患者増加時代の試み〜「町のクリニック」におけるポケトーク導入の経験〜」という記事を執筆させていただきました!p.887〜890に掲載されています。内科学会会員のかた、よろしければぜひお読みください!

とある大学の入学式祝辞。

「君たちは幸運であります。現在、地球上には200もの国がありますが、母国語で高等教育を受けられる国は限られています。世界の高等教育に使われている言語は10程度で、日本語はその中の一つなのです」壇上からその人は言った。 英語・フランス語・中国語・…

苦いお別れーコーヒー愛好家かく語りき。

<Cのことを思い出す。この男には、コーヒーを飲むのがただ一つの存在理由だった。ある日私が、このCに、感動に声をふるわせて仏教礼賛をやってのけたところ、彼はこんなふうに応じてきた。「ああ、涅槃ね、いいんじゃないの。でも、コーヒーぬきじゃごめ…

「フランス語よりインドネシア語を勉強しておけばよかった」と彼は言った。inspired by『「自分の市場価値を高めなきゃ」で消耗している人に読んで欲しい話。』

「あーあ、こんなことならインドネシア語を勉強しておけばよかった」そんなことを言われたのは96年の初春、パリのユースホステルだった。 ユースホステルの日本人部屋で一緒だった彼はフランス語学科でがっちり学んでフランス語がペラペラだった。「でもさ、…

令和に思う。

誰かがこんなことをtwitterでつぶやいていた。「令和という新年号を聞いたとき、なぜだか平成に亡くなった自分の知人たちすべてを思い出した」 令和という新時代を迎えるぼくたちは、平成に亡くなった人たちを平成に置き去りにしていく。あの人も、あの人も…

名著『1秒でつかむ』に見る、テレビ東京こそ自由主義経済精神の体現者である。

日本でもっとも自由主義経済的なテレビ局とはどこだろうか。関東ローカルになってしまうが、ぼくはテレビ東京だと思ってる。 なぜテレビ東京が最も自由主義経済的か。その理由は、テレビ東京の主要株主が日経新聞だからではない。たしかにテレビ東京の主要株…

歌わぬ詩人。

一人の男がいた。彼は世界を誰よりも美しく見て、誰よりも鮮やかに描写し、巧みに言葉を組み合わせた。彼は詩人だったのだ。彼は原稿用紙にかつてないほど素晴らしい詩を描き、そしてその原稿用紙を机の引き出しに大事にしまった。誰にも見せることなく。か…

「悪い」と「良くなっている」、「良い」と「悪くなっている」は両立する。~『ファクトフルネス』を読む。

<「悪い」と「良くなっている」は両立する> ベストセラー『ファクトフルネス』(ハンス・ロスリング他著。日経BP社 2019年)を読んでいてはっとさせられた一節(p.89)。なにかが「悪い」という状況と、「良くなっている」という状況は両立する。しかし我…

業界別「決めフレーズ」考。

どの業界にも「決めフレーズ」というものがある。 「決めフレーズ」というのは今さっき考えた言葉だが、「これ以上ああだこうだ言っても変わらないし、ここらで話を切り上げてちゃっちゃとモノゴトを進めましょうや」というときに使うフレーズのことである。…

メリーゴーランド、回る。

都心からは少し離れた街にその遊園地はあって、年かさのその遊園地にそのメリーゴーランドはある。 年かさの遊園地に見合ったようにそのメリーゴーランドもこれまた年かさで、今日もくるくる回っている。説明書きによれば、そのメリーゴーランドは実はその遊…

「集合天才」についてさらに考えるーアイドルグループを例に。

マイブームの「集合天才」。わざわざ海を越えなくても、日本の芸能の世界にも「集合天才」の例があることに気づいたのでご報告する。文献的に裏付けが取れないし聞きかじりなので仮にJ事務所としておく。 男性アイドルグループで有名なJ事務所では、新しいア…

「集合天才」Collective Geniusについて。

「集合天才」。いい言葉だなーと最近じわじわと好きになっている言葉で、おおたとしまさ氏の『受験と進学の新常識』(新潮新書)で読んだ。文脈としては、受験では様々な評価基準・評価方法があるが、全ての生徒が同じ評価方法で最優秀をとることを求めてい…

『山月記』を読みながら。

いま一部で話題の『山月記』を青空文庫で読む。 よくこういうので誰かが漢詩を浪々とうたいあげてほかの誰かが書きとめる、みたいなシーンあるじゃないですか。漢詩とかってよく知らんけど韻とか踏むじゃないですか。韻とかって同じ音とか似た音を駆使するわ…

ファミマ「子ども食堂」批判に思う。

ファミリーマートが「子ども食堂」を行うとのこと。それに対する疑問点・懸念点がweb記事になっていたりする。 news.yahoo.co.jp 誰かを批判したいわけではない。これまで実直に「子ども食堂」運営をされてきた熱意に敬意を表したいし、ファミマ「子ども食堂…

吊り革につかまるのが大好きな子どもたちへー通勤電車にて。

朝の通勤電車。若いお母さんが子どもを抱っこしてたっている。席はあいているが、吊り革につかまるのが楽しくしかたない我が子のために一生懸命抱っこしているのだ。あるある。ぼくは心の中で共感した。子どもってなんであんなに吊り革につかまりたがるんで…

人はなぜ学ぶのかについての二つの立場ー「三角関数なんか社会に出たら使わない」をきっかけに。

「三角関数なんか社会に出たら使わないんだから、みんなが高校で学ぶ必要はない」という論について。 内田樹氏は2007年の著書『下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち』(講談社)で、市場主義は即時の等価交換が原則であり、教育は市場主義・商…

「三角関数なんか社会に出たら使わない」と『ゴーマニズム宣言』

小林よしのりの『ゴーマニズム宣言』の中で、成人式を迎える小林氏に彼の父親が「スーツを買ってやる」というシーンが出てくる。当時大学生の小林氏は時代もあって成人式にスーツなんてダサいもの着ていかないからいらない、と言う。それに対して彼の父親は…

「靴下はなぜ片っぽだけ無くなるか」とAI

「靴下はなぜ片っぽだけ無くなるか」という人間最大級の謎に対する答えをご存知だろうか。名も知らぬ賢人がこうツイートした。「両方無くなった場合は気づかないからだ」 1組の靴下にはこんな運命がある。パターン1 末永く添い遂げる。ペアで活躍し続けるパ…

パーキンソン病を知るために~船橋市・中條医院より

千葉県・船橋市「中條医院」院長の高橋宏和です。 脳や神経の病気を内科的に診る我々脳神経内科で年々患者さんが増えている病気の一つがパーキンソン病。 パーキンソン病のことを知っていただくため、簡単にまとめてみます。 パーキンソン病ってどんな病気?…

12月28日金曜日、午前9時15分からラジオ日本「教えて!ラジオクリニック」にゲスト出演します!

明日12月28日金曜日、午前9時15分から、ラジオ日本「教えて!ラジオクリニック」にゲスト出演します!テーマは「神経内科ってなに?」。 よろしければぜひお聞きください! AM1422kHz ラジオ日本

団塊Jr.&ロスジェネが聴き直す爆風スランプ『45歳の地図』

2018年も残り1か月。今年、45歳となった。頭の中にリフレインするのは爆風スランプ『45歳の地図』。 1973年、誕生。 1971年から1974年に生まれたぼくたち団塊Jr.は、日本の最後のボリュームゾーンだ。 堺屋太一氏が命名した「団塊の世代」を親に持つぼくら…

『都営バスの全運転手に脳のMRI検査を義務付け』がなぜバカバカしいか、かみ砕いて説明する。

2018年11月13日のdmenuニュースによれば、都営バスで全運転手に脳のMRI検査を義務付けるとのこと。これは非常にバカバカしくて歴史に残る愚策である。 www.hirokatz.jp 目的は、運転手の失神による事故を無くすためだという。常識的な医者の目か…

医者の目から見て『都営バスの全運転手に脳のMRI検査を義務付け』がバカバカしい理由。

2018年11月13日朝のdmenuニュース(もとはNHK)によれば、東京都は都営バスの全運転手に3年に1度の脳MRI健診を義務づける、という。 都営バスの全運転手に脳のMRI検査義務づけ 東京都(NHKニュース&スポーツ)バスの運転手が病気や体調…

「教えて!ラジオクリニック」(ラジオ日本)に呼んでいただきました!

12月28日金曜日と来年1月4日に、ラジオ日本「教えて!ラジオクリニック」(お昼12時15分〜)に出ます! 今日はその収録で、神谷町のスタジオに呼んでいただきました。テーマは「脳神経内科で診る病気」と「パーキンソン病」です。お楽しみに!呼んでくださっ…

「かんたん表紙メーカー」で読みたい本の表紙を作ってみました。

この記事を読んで、簡単に本の表紙っぽいデザインがつくれる「かんたん表紙メーカー」をさっそく使ってみました。togetter.com 作ってみた架空本①「ふつうの風邪」はウイルスが原因なので、細菌をやつける抗生剤は要らないんですよ、という本(架空) 作って…

namengedächtnis/人の顔と名前を覚える能力がイマイチな人のためのちょっとしたハック

出会った人の顔と名前を覚えるのがとても得意な人がいる。 名前を覚えるための記憶力のことをドイツ語でnamengedächtnisというのだが、もちろん読めない。この単語のことは米原万里氏のエッセイで知った。このnamengedächtnis(読めない)の優れた人というの…

ケアマネージャーの方々に「神経難病とのかかわり」についてお話しさせていただきました。

本日は船橋でケアマネージャーの方々に「神経難病とのかかわり」についてお話しさせていただきました!約60人のケアマネージャーの方々に、約2時間半ほど熱心に聞いていただきました。かかわりの難しい神経難病ではありますが、これからも医療と福祉が連携し…